【EV特集2022年度版】SUV 電気自動車 EV おすすめ まとめ

脱炭酸、カーボンニュートラルな社会に向けて、電気自動車(Electric Vehicle=EV)への注目は高まる一方となっています。EVといえばテスラ(米)が著名ですが、トヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車、SUBARUなど国産メーカーもラインナップを充実させています。政府は「2035年までには新車販売で電動車100%を実現する」と意気込んでおり、また、一人ひとりの環境意識の高まりから、今後は自家用車をEVへと切り替えるケースも増えていくでしょう。これを受け今回、2022年度に選ぶべき国産のEVを一挙にご紹介。EVの情報収集にお役に立てていただければと思います。

EVとは

EVは「電気を使って走る車」すべてを指す総称で、ハイブリッド車(HEV)もEVに含まれます。ここでは、電気のみを使って走る車(バッテリ式電気自動車=BEV)を取り上げます。以下にご紹介する車は特に断りがない限りBEVだと捉えていただければと思います。

■EV購入の補助金
購入に際しては、国・自治体の補助金、エコカー減税が利用できます。最大で92万円(令和4年度)です。

■航続距離
国際的な試験法「WLTCモード」で燃費を計測しています。日本では2018年10月以降に発売されるクルマは燃費についてWLTCモードでの表示が義務づけられています。EVでもこれは同じです。総航続距離は実際の走り方や道路、交通状況などで変動するので、あくまで目安と捉えてください。

■充電について
ご紹介する車種は、いずれも専用の充電器で家庭での充電が可能です。

日産・リーフ(LEAF)

日産自動車が2010年から販売しているBEVです。世界初の量産電気自動車で、2019年には累計販売台数40万台を突破しました。新型のモデルには最新技術が駆使されており、例えば、車間距離を一定に保つ機能や駐車をサポートする機能などが付加されています。また、走行中の危険をいち早く察知し、回避操作を支援するなど、安全性能が高いのも特徴です。快適な運転と安全運転が同時に実現されます。

■ボディサイズ
全長 4,480~4,510 mm × 全幅 1,790 mm × 全高 1,560~1,570 mm

■車重
1,520 ~ 1,680 kg

■航続距離
40kWhバッテリー:322km
62kWhバッテリー:458km

■充電時間
(普通充電)
40kWhバッテリー:16時間(3kW充電器)
62kWhバッテリー:24.5時間(3kW充電器)

(急速充電)
40kWhバッテリー:40分
62kWhバッテリー:60分

■バッテリー保証
8年または16万kmまでのどちらか早い方

■メーカー希望小売価格(消費税込)
3,709,200 円 ~

日産・アリア(ARIYA)

クロスオーバータイプの電気自動車です。クロスオーバーはSUVのカテゴリーの一つですが、SUVが舗装されていない道路の走行にも適しているのに対し、クロスオーバーは舗装された道路を走ることを前提としています。要するに、見かけはSUVで一般的な道路を走るクルマがクロスオーバータイプです。日本の伝統美を活かした外観で、9種類のカラーバリエーションから選べます。最新のテクノロジーが搭載され、状況に応じてハンズオフ(ハンドルから手を離すこと)の運転も可能となっています。

■ボディサイズ
全長 4,595 mm × 全幅 1,850 mm × 全高 1,655~1,665 mm

■車重
1,920 kg

■航続距離
・2WD
66 kWhバッテリー : 450 km
91 kWh バッテリー: 610 km

・4WD
66 kWh バッテリー: 430 km
91 kWhバッテリー : 580 km

■充電時間
(66Whバッテリー)
急速充電:60分(50kW)、45分(90kW)
普通充電:25.5時間(3kW)、12時間(6kW)

■価格帯(消費税込み)
5,390,000円~

日産 サクラ

軽自動車のEVです。コンパクトなボディで「サクラ」の名が示す通り、日本の美を意識したデザインとなっています。ボディカラーは全15色がラインアップされています。軽自動車でありながら広々とした内装で、後部座席もリクライニングが付いています。、ハンドル操作からドライバーの注意力が低下していると判断したと時は、警報を鳴らすと共に休憩が提案されるなど、安全運転を重視した機能も多数、搭載されています。

■ボディサイズ
全長 3,395 mm × 全幅 1,475 mm × 全高 1,655 mm

■車重
1,070 ~ 1,080 kg

■航続距離
180km

■充電時間
急速充電:40分
普通充電:8時間

■価格帯(消費税込み)
2,399,100円〜

トヨタ bZ4x

クロスオーバーSUVタイプのEVです。SUBARUと共同開発されました。高度で最新の技術が詰め込まれ、安定した走りと加速性能を実現させています。何より、大きな特徴と言えるのは「リース専用車」ということでしょう。環境を最大限に重視し、所有よりも共有、サブスクリプションでの利用という結論に至ったことがうかがえます。個人契約の場合は、新車の車両本体に加えて自動車保険、税金、メンテナンス代など、利用にかかる費用を月額に含んだサブスク「KINTO」での提供となります。

■ボディサイズ
全長 4,690 mm × 全幅 1,860 mm × 全高 1,650 mm

■車重
1,920 ~ 2,010 kg

■航続距離
・2WD
559km

・4WD
540km

■充電時間
急速充電:60分(50kW)、40分(90kW)
普通充電:21時間(3kW)、12時間(6kW)

■契約価格
申し込み時に770,000円+月額利用料10,7,800円(初月、長く使えば減額されます)

SUBARU ソルテラ(SOLLTERA)

SUVのEVです。前後に搭載した独立型のモーターとEV専用のAWD(4WD)システムで、安定した走りを実現しています。凹凸の大きな悪路や滑りやすい路面でも安心して運転することができ、登り坂などでも力強く走れます。安全性能にも優れ、運転中の死角を可能な限り低減。自動車・自動二輪車・自転車・歩行者との衝突回避をサポートする機能など、最新技術も駆使されています。

■ボディサイズ
全長 4,690 mm × 全幅 1,860 mm × 全高 1,650 mm

■車重
1,910 ~ 2,030 kg

■航続距離
・2WD
567km

・4WD
542km

■充電時間
150kW出力の急速充電/約30分で満充電量の80%
90kW出力の急速充電.約40分で満充電量の80%

■価格帯(消費税込み)
5,940,000円~

本田技研工業 Honda e

Hondaが初めて世に放つEV(BEV)です。非常にコンパクトで小回りのきく設計となっています(軽自動車ではありません)。近未来を思わせる丸みを帯びたデザインも印象的でしょう。駆動方式は後輪駆動(RR)で、非主流の駆動式となっていましたが、EVでは採用されることが多くなっています。Honda車専用車載通信モジュール「Honda CONNECT」が搭載されており、スマートフォンでドアロックやエアコンなどのリモート操作を行えます。

■ボディーサイズ
全長 3,895 mm × 全幅 1,750 mm × 全高 1,510 mm

■車重
1,540kg

■航続距離
259km〜283km

■充電時間
急速充電/約30分(80%まで)
普通充電/2時間(AC200Vの電源を使用)

■価格帯(消費税込み)
4,510,000円〜4,950,000円

三菱自動車 eKクロス

軽自動車のEVです。日産自動車との共同で開発が進められ2022年6月に発売されたばかり。最先端のテクノロジーがふんだんに詰め込まれているのが特徴と言えます。アクセルペダルだけで加減速をコントロールできる「イノベーティブペダル オペレーションモード」や自動車や自転車、歩行者との接触を回避する衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)、雨や雪などで滑りやくなった道での発進をサポートする「グリップコントロール」などが搭載されています。走りそのものはとても静かですが、軽自動車とは思えないほどの加速性能を有します。

■ボディサイズ
全長 3,395 mm × 全幅 1,475 mm × 全高 1,655 mm

■車重
1,080 ~ 1,060 kg

■航続距離
180km

■充電時間
急速充電/約40分(80%まで)
普通充電/8時間(AC200Vの電源を使用)

■価格帯(消費税込み)
2,398,000円~

※写真はすべて公式サイトのものを使用しています。

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